シルク募集馬検討会。その14
残すところ後5回…!!
なんとかカタログ発送には間に合いそうな予感…!!

ということで、今日もやっていきます。
ヘニーヒューズとかなり期待値の高そうなリアルスティール産駒です。

いつもの確認事項。

<時代考証>
ヘニーヒューズ産駒はもう完全にその地位を確立したといっても良いでしょうね。
この世代は10世代目ですね。

14年 180万円 191頭 Ex.レピアーウィット
15年 300万円 168頭 Ex.ワイドファラオ
16年 300万円 182頭 Ex.タガノビューティー
17年 350万円 148頭 Ex.アランバローズ
18年 350万円 192頭
19年 400万円 170頭
20年 400万円 132頭
21年 500万円 満口

まぁとにかく大盛況。
直近なんて500万円に値上がりしての満口
価格が上がっても安定の種付頭数。

20年産駒は17-18年の成績を見て付けられているという仮説に基づくと、実はこの2年間のヘニーヒューズ産駒は不振。
JRAの重賞勝ちが0なんです。
16年のフェブラリーSモーニンが最後で次が19年のNZTのワイドファラオ。※18年にモーニンのコリアスプリント勝ちはあります。


平場まで見てないので、間違ってる可能性もありますが、19,20と種付頭数が減ったところを見ると全く無関係とも思えないですね。

続いてリアルスティールはこの世代が1世代目
名牝ラヴズオンリーミーから生まれた名馬ですね。
勝ち鞍はドバイターフの1鞍のみなんですが、国内では福永祐一騎手を背にずっと2-4着を取り続けるなど少し噛み合えばGⅠいくつ勝ってたのかなぁ…というレベルのお馬さんで。

帰国後は精彩を欠きますが、なんだかんだで福永騎手が合っていたんだろうなぁと思わせるお馬さんでしたね。血統表を見るとディープインパクト×Storm Catという黄金配合。

日本の芝向きのいい馬が生まれてくる予感ですね。
そんなリアルスティールの種付料と種付頭数

19年 200万円 177頭
20年 250万円 176頭
21年 250万円

すごいですね、まだ産駒が走ってもいないのに価格が上がる。
初年度産駒の出来を見てってことでしょうから、これ相当自信があるってことだと思うんですよね。

そこから逆算するに今年は狙い目なんだろうな、と。
1年目も当然いいお母さん多いんですが、2年目にソーメニーウェイズ、テディーズプロミス、ミュージカルウェイ、キングスローズ、プラウドスペルあたりに付けられてるあたり、ノーザンにとってポストディープのファーストチョイス、セカンドチョイスくらいになっている可能性を感じなくもないです。

惜しむらくはシルクでの募集頭数がやや少ないこと。
もうちょい多いと分散して1頭くらいワンチャン…とか思えたんですが何やら厳しそうです。
取るなら優抽だろうなぁ。

前置き完了。個別に行ってみましょう。

オーシャンビーナスの2020
 父ヘニーヒューズ
 母父リンカーン
栗東・西村真幸厩舎 2,500万円 1/28生まれ

コメント
Northern Dancer 5×4,Secretariat 5×5のクロス持ちで母12歳時の5番仔で2連産目。

オーシャンビーナスについても去年の文章を引用&時点修正

この馬の牝系、クラフテイワイフが3代母です。その孫にはGI馬カンパニー カンパニーの母ブリリアントベリーはこの馬の祖母となります。
祖母ブリリアントベリーからはカンパニーの他にも重賞戦線で活躍したニューベリーにレニングラード、ヒストリカル。母が高齢になってから活躍馬を出せる有能牝系。15頭の産駒を生み出し、13頭勝ち上がり。
母オーシャンビーナスからはヒミングレーヴァにフラッグインハートが地方で4勝、9勝の活躍。中央ではスピードが足りないのか晩成気味なのか中々勝ちきれませんが、地方では力の差を見せつける結果になっています。

ここに付けてきたのが早熟性とダート適性を高めるヘニーヒューズ。
うん、まぁ文句ないですよね。

母の年齢も悪くないですし、これは良いのではないでしょうか。
どうしてもリンカーン産駒がいないので、この組み合わせのSample数は少ないのですが、スペクタクル(スフィンクスの18)はJRAのダート短距離で3歳のこの時点で2勝。

悪い組み合わせではなさそうです。
1頭しかいないヘニーヒューズ産駒。
人気するんだろうなぁ…
ダート1600以下でいいと思います。はい。

アイムユアーズの2020
 父リアルスティール
 母父ゴールドアリュール
栗東・斉藤崇史厩舎 4,000万円 1/26生まれ

コメント
Monevassia=Kingmambo 3×4,サンデーサイレンス 3×4,Fairy King×Sadler's Wells 3×5,Northern Dancer 5×4のクラス持ちで母11歳時の5番仔で4連産目。

アイムユアーズ×ドゥラメンテのスワーヴエルメとか見てこいつはやべぇぞ…
と思ったのを思い出しました
はい、大人気必至
Ⅱがつかない方の日本人に馴染みの深いあのアイムユアーズさんです。(昨年はI'm Yoursという外国のお母さんの子がシルクで募集されてました)

まぁ結局この子もすごいわけでして。
たぶんPOGで応援する枠になると思います←
 ※POGで応援枠は基本的に抽優候補△くらいですが、この子は▲以上の感覚。人気で凸るならこの子かなぁと言う感覚ですし、素人血統評価的には◎あげたいです。

母アイムユアーズは、重賞4勝馬で阪神JF2着、桜花賞3着の実力馬。洋芝巧者でもありましたね。

ファミリーラインを確認すると、結局この子もダイナカールに行き着きます。今回の更新で何度となく出てきたエアグルーヴのいるファミリーラインです。
この子は曽祖母がエアグルーヴではなくセシルカット(その父サンデーサイレンス)、祖母はセシルブルース(その父エルコンドルパサー)そしてファルブラヴ。
この直系での1番の大物がアイムユアーズで次点はホワイトピルグリムですかね。

まぁ何にせよすごいと思います。
アイムユアーズの産駒からはモーベットが2勝、スワーヴエルメが勝ち上がりで青葉賞5着。
まだ結果が出す前だったからこの価格なんでしょうし、いつか手が届かなくなるであろうお母さんなので、狙うなら今年がチャンスなんだろうなぁ、と。

まぁ既に手が届かない感がいっぱいですが笑
新規入会チャレンジの方はまことしやかに囁かれる新規枠にかけて突撃しても面白いかもですね。

はい、次行きます。

ドントテルソフィアの2020
 父リアルスティール
 母父Congaree
美浦・菊沢隆徳厩舎 2,000万円 2/9生まれ

コメント
Northern Dancer 5×5×5,母12歳時の3番仔で2年間の空胎明。

ファミリーラインはnetkeibaで調べてみたけどよくわかりませんでした←
ただ、母はスピンスターSでGⅠ勝ち。
いいんじゃないでしょうか。
母父CongareeはArazi産駒。Blussing Groomの血脈ですね。
Blussing Groomの特徴は欧州型スタミナ血統ということで、母ドントテルソフィアがダートの9F戦でGⅠ馬になったところに関する影響はありそう。
また、Congaree産駒特徴としてはどちらかと言えば晩成傾向なんだそうですから、ややスタミナと成長力に偏った配合と言えそうですね。

そこにリアルスティール。
ディープ×Storm Catですから仕上がりは早そうなお父さんをつけてきて、スピード×スタミナ的な仕掛けをしてきているのだと思います。

リアルスティール産駒の中では手が出やすい価格の1頭なので人気しちゃうと思うんですが、母も程よい年齢ですし、狙って面白い1頭のようにうつりますね。
はい、欲しいです←(7-8割の子にそんなこと思ってる気がします笑)

ロザリンドの2020
 父モーリス
 母父ディープインパクト
美浦・木村哲也厩舎 6,000万円 3/8生まれ

コメント
サンデーサイレンス 3×4,Hail to Reason 5×5,Northern Dancer 5×5のクロス持ちで母9歳時の4番仔で2連産目。

シーザリオのファミリーラインに属する子ですね。
もうこれで説明いいよね。うん。
スーパーお婆ちゃんです。
ロザリンドも既に名牝の道を歩き始めてまして、初仔でルーラーシップ産駒のアーデンフォレストは既に3勝を挙げ準OPクラス
オルフェーヴル産駒のオーソリティは青葉賞にアルゼンチン共和国杯でGⅡ2勝。
晩成傾向にあるオルフェーヴル産駒なのでまだまだ勝ち鞍積み上げていくでしょう。

ここにリアルスティールですよ。
シーザリオにラヴズオンリーミーの出会いですよ。
日本の芝で走るための血統でしょうね。
若干お値段は高いですが、今年、5番人気には入るようなお馬さんなのではないでしょうか。

来年のPOGいっそリアルスティール染めでいいんじゃないかな…笑

はい、まぁ冗談はさておき真面目にリアルスティール産駒みんな欲しいです。今日は以上です。

欲しい順で言えば
アイムユアーズ>=ロザリンド>ドントテルソフィア>オーシャンビーナス
なんですが、大真面目にみんないいと思ってます。

はい、では来週もよろしくお願いいたします!!