おはようございます。
17回目なんですが、おそらく最もテンションの低い更新になると思います。

なぜならば!!
どうせ高くて出資できないか人気の子しかいないんだもん、このブロック←
いや、もうね
時代考証する前からわかってるんよ。書くけど。

はい、ぶつくさ言ってないで始めます。

<時代考証>
ロードカナロア産駒はこの世代が6世代目。
17-18年度と言えばもう押しも押されぬ歴史的名牝アーモンドアイですよ。それが初年度。
勢いは止まるところを知らず。
他にもステルヴィオが18年のマイルCSを制すると、

デビュー前から世代最強馬の呼び声が高かったサートゥルナーリアが無敗でホープフルS制覇。
割と真面目にアーモンドアイに続いて3冠行くんじゃね?みたいな空気感だったのをよく覚えています。

ここ数年は3世代目、4世代目ということで若干成績が振るわないですが、6,7世代目の今年と来年はアーモンドアイとサートゥルナーリアの世代最強馬2頭を見たあとですからこぞっていい繁殖につけられているはずだと思っています。

では、種付価格や種付頭数の推移から。

そんなルーラーシップの種付料推移
14年 500万 250頭 アーモンドアイ
15年 500万 276頭 サートゥルナーリア
16年 500万 267頭 Tagaloa
17年 500万 250頭 レイハリア
18年 800万 294頭 2歳世代
19年 1500万 245頭 1歳世代 ※
20年 2000万 179頭 0歳世代
21年 1500万 ???

種付価格的な問題もあってかアーモンドアイをはじめ多数の参加が活躍した初年度の成績を見せた18年が最盛期でした←

来年は繁殖の相手を厳選している傾向があるのかもしれません。

ここまでいろいろ書いてますが、現実にはアーモンドアイやサートゥルナーリアといった一部の化け物を除くと短距離マイルがロードカナロア産駒の主戦場になっていて。

狙い目はどちらかと言えば短距離マイルと言えそうですね。

血統的にはサンデー+Nureyev,Sadler's Wells,Fairy Kingが特徴なんだそうで。
Best In Show,Sex Apealなんかもいいみたいです。
はい、前置き完了。個別に見ていきます。

アーデルハイトの2020
 父ロードカナロア
 母父アグネスタキオン
美浦・宮田敬介厩舎 4,500万円 5/24生まれ

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Northern Dancer 5×5のクロス持ちで母13歳時の8番仔、5連産目です。

出ました、泣く子も黙るビワハイジ牝系。
アーデルハイト産駒は全てシルクに下ろしていただけているということで、シルク会員さんにとっては馴染みの深い血統でしょうね。
 ※母はサンデーで5000万円募集でした。

ということで、ファミリーラインは昨年の記事から引用&追記。

この馬の血統的ハイライトは祖母ビワハイジ。
ビワハイジ自身も阪神3歳牝馬(現阪神JF)を勝つなど1流馬でありましたが、母としてあのブエナビスタ、ジョワドヴィーヴルを産み、アドマイヤジャパン、オーラ、トーセンレーヴにサングレアル。とにかく重賞勝ち馬を産みまくりました。
孫の世代からは重賞勝ち馬は出せていないものの、アーデルハイトの産駒はどの父に変えても必ず1勝をあげる優秀すぎる牝系。ローヌグレイシアはまだ勝っていませんがこの馬の勝ち上がりも時間の問題と考えます。→勝てませんでした。なんなら半弟のベルンハルトも勝てずに引退しました。

まぁここ数年が出てないですが、とにかくすごい牝系なわけです。
そこにカナロアをつけたわけですね。
それは走るよ。たぶん。

ビワハイジ牝系はブエナビスタは化け物だからノーカンとすれば基本的に牡馬は2000m以上、牝馬は14-18くらいが守備範囲に出る印象で、牝馬に出たこの子はロードカナロアの特徴とも一致する可能性が高く。
期待を持てそうな1頭ですね。

ちなみに昨年のアーデルハイトの19はハービンジャー産駒の牝馬で2500万円。
総数1280に対し、優抽251で実績147.2万円。

今年はお値段上がってどう出ますかね。

ただまぁいずれにせよ、遅生まれの牝馬で4500万円は流石の価格ですね笑
サイズ感小さかったとしたらもしかすると一般にも残ってくるかもなぁ、と。牝系から難しそうではありますけどね。
はい、次行きます。

サンドクイーンの2020
 父ルーラーシップ
 母父ゴールドアリュール
美浦・栗田徹厩舎 5,000万円 1/22生まれ

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Nureyev 5×4×4,Northern Dancer 5×5×5のクロス持ちで母5歳時の初仔。
桑田牧場生産、セリで2200万円落札です。

だいぶ足元見られた感ありますが、ローカナ産駒の牡馬で下手な値段をつけられないでしょうしやむなしなのかな。

母サンドクイーンはダートの1150戦を勝ち上がり。
母父がゴールドアリュールということでダートっぽさを感じないではないですが、サンデー系種牡馬+Nureyevと活躍馬の条件を満たす当馬は期待できそうな感じはしますね。

非ノーザンということと、だいぶ釣り上げられた価格設定からもしかすると一般にも残らないかなぁとは思ってますが、牡馬だし難しいでしょうね。

はい、次。

ショウナンパンドラの2020
 父ロードカナロア
 母父ディープインパクト
栗東・高野友和厩舎 10,000万円 2/26生まれ

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アウトブリードで母9歳時の3番仔で3連産目。
3年連続のロードカナロアで待望の牡馬。

フレンチデピュティも好相性のようですし、まぁそもそも母がジャパンカップ勝ち。
種牡馬チャレンジする人はどうぞ。
安田記念とかNHKマイルとか若駒のうちならダービーとか。うん、その辺が求められてるよね、この子には。

紹介文は昨年の丸パクリ
母ショウナンパンドラは秋華賞とジャパンカップのGI 2勝。
JCを牝馬で制したのはほかにジェンティルドンナ、ウオッカ、アーモンドアイにブエナビスタ。名だたる名馬しかいません。そんな母馬から生まれた産駒の一口馬主になれるチャンスと考えれば、妙味しか感じないですよね。
血統表見ても曽祖母ゴールデンサッシュだし。ステゴにレクレドール、孫にはドリームパスポートなどなど。4代母からもサッカーボーイいますしね。
そりゃいつか活躍馬出すでしょうよ。
去年もちょっと投げやりなの性格出てますね笑
ただ、昨年のパンドレアが牝馬とは言え6000万円だったと思うとだいぶ値上がりしましたね。

去年は総数959票、抽優327票、実績138.6万

思いのほか人気しませんでしたね。
まぁ今年はそうもいかんでしょうけど。
はい、そんな感じ。

シングルゲイズの2020
 父ロードカナロア
 母父Not A Single Doubt
栗東・松永幹夫厩舎 8,000万円 1/28生まれ

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アウトブリードで母8歳時の仔。オーストラリアにいた頃に子供がいたらわからないですが多分初仔ですかね?

母はオーストラリアで5勝。
牝馬限定戦・ヴァイナリースタッドS勝ち馬です。

牝系を遡るまではできませんでしたが、名牝に名種牡馬をかけたら強いよね、という王道配合。

完全なる非サンデー配合でStorm Cat持ち。
大当たりしたら大きいですし、種牡馬価値も果てしないものがありそう。
ただ、そもそも日本の馬場でどうか、ということを考えてしまう血統ですね。

非サンデーのローカナ産駒ということで、この手のタイプの活躍馬をチェック。

ダノンスマッシュ(ハードスパン×Kris S)、アンヴァル(フレンチデピュティ×エンドスウィープ)、キングオブコージ(Galileo×Indian Ridge)、イベリス(ボストンハーバー×Sir Tristram)、アールスター(サッカーボーイ×ニゾン)、カレンモエ(クロフネ×トニービン)

フレンチデピュティ(クロフネ)は良さそう。
キングオブコージはSpecial持ち。
ダノンスマッシュ、イベリスはAlyder。
完全異質なアールスターといったところでしょうか。

この中で言えば、母父ハードスパンがDanzig直子なダノンスマッシュと通ずるところはありそうで。

母は中距離で活躍していたことを踏まえると芝のマイル当たりかな?みたいなイメージ。

この価格設定にしたあたり、相応に出来は良いのでしょうし、出資はしないけれど、同じシルクの子として期待して見ていきたいところです。

ダストアンドダイヤモンズの2020
 父ロードカナロア
 母父Vindication
美浦・尾関知人厩舎 4,000万円 2/23生まれ

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Mr.Prospector 4×4,Northern Dancer 5×5,Secretariat 5×5のインブリード、母12歳時でnetkeibaの情報によれば5番仔で4連産目ですが、アメリカ時代はわからないですが、ハーツクライ産駒の半兄ドウデュースはキーファーズの期待馬ですね。

ファミリーライン見ると4代母Olmecの子:Navajo Princessから凱旋門にキングジョージを制したダンシングブレーヴ。半妹のJolyphaはディアヌ賞にヴェルメイユ賞でGⅠ2勝。
他にもPassamaquoddyの子パパゴからはメイショウベルーガを産出するなど相応に活躍馬が。
Olmecのひ孫で当馬の母に当たるダストアンドダイヤモンズはBCフィリー&メアスプリント2着など重賞2勝。
母系には1本筋が通っているようで。

ダストアンドダイヤモンズからここまでデビューした馬は2/2で勝ち上がりと打率は高そうですから、この子もしっかり勝ち上がってくれるんだろうな、と。

ただ、1点不安なのはロードカナロアの活躍馬が持つ血を持たない血統構成であること。

基本的には馬体の良さがどうかなどを見ると思いますが、あくまで"現時点においては"、私は少し軽視気味ですね。

デックドアウトの2020
 父ロードカナロア
 母父Street Boss
栗東・友道康夫厩舎 4,500万円 2/9生まれ

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Mr.Prospector 4×5×5のクロス持ちで母7歳時の2番仔。
初仔は去年のキャロットで募集No.1でしたね。

ファミリーラインは4代母のRose O'Rileyですね。

孫世代から重賞勝ち馬MarbushにListed競走勝ち馬Sublimity。

直系では曽祖母Persimmon Hillの産駒、Odysseusがタンパベイダービー(GⅢ)。祖母に当たるOnce ArroundがListed競走勝ち。

Once Arroundの産駒からはListed競走勝ち馬のMorrow Coveに代表産駒で母のデックドアウトはアメリカンオークスGⅠ制覇。

まぁ要は常々どこかしこから活躍馬が出ている牝系ということで、母はその中でも1番の大当たりだということです。

デックドアウトの20と活躍馬で共通点を探すとするならばRobert(Kris S.)※ダノンスマッシュとNijinski※アールスターでしょうか。

その意味で活躍の下地はありそうです。
まぁそもそも厩舎も良いので私には縁のない子だと思いますが←

本日は以上です!

私の興味の順番で言えば、ショウナンパンドラ>アーデルハイト>デックドアウト> サンドクイーン>シングルゲイズ>ダストアンドダイヤモンズ。

多分こんな感じ。
やー、しかし次回どうしよ。

外国産馬とかさっぱりわからない←
自分なりに思うことはメモしようと思いますので、明日もよろしくお願いいたします。