おはようございます

数日やってないと久しぶり感出るんですがきっとそれは私だけ←

えーと、体調があまり芳しくないので
今日は前置き少なめに本題に入ります。

今日もよろしくお願い致します!

チエリージェの2020
 父ハーツクライ
 母父サクラバクシンオー
栗東・松永幹夫厩舎 5,600円 3/22生まれ
白井牧場
体高153、胸囲178、管囲20.0、体重458

コメント
【基礎情報】
Lyphard 4×5,Northern Dancer 5×5
母19時の11番仔で3連産目。
セレクトセールで4800万円落札のお馬さんです。

【兄弟】
この兄弟はなんといっても初仔のハクサンムーン(父アドマイヤムーン)ですよね。
重賞3勝で十分立派なのですが、スプリンターズS,高松宮記念で連続2着。高松宮記念に至っては3着も記録。闘った相手がロードカナロアにエアロヴェロシティが相手だったのは本当に持ってなかったですね。
最も、この仔で一番有名なのは馬場入り後に旋回しまくるあの姿でしょうね。見たことない人は是非一度YouTubeなどで見てください笑

その後の兄弟はなかなか大物が出ておらず、1勝勝ち馬が3頭と苦戦していますが、ハクサンムーンのファンはかなり多かったと思うので、その兄弟に出資できると言うのは大きな魅力かもしれませんね。

【ファミリーライン】
この一族で言うならば5代母のゲラン。
この一族が非常に優秀で、5番仔のシルクスキーが京都大賞典を勝つなど最優秀牝馬賞獲得、その仔シルクマリアが中日スポーツ4歳S(現ファルコンS.当時は1800mで夏開催でした)で2着するなど活躍。
ただ、大ヒットだったのは8番仔スイートドリームの初仔コスモドリームでオークスを制覇。
9番仔カスタネットからも初仔オースミシャダイが重賞2勝に天皇賞春3着の活躍。
10番仔ミスゲランの初仔ヤマフリアルはエリザベス女王杯2着。

一つの牝系を築き上げたといって良いでしょうね。

さらに時を経て2019年。
この一族はさらなる大仕事を果たします。
ミスゲラン→オールフォーゲラン→サマーエタニティとつながる牝系から生まれたステイゴールド産駒の牡馬がQE2世Cと香港Cを制しました。
岡田一族ファンやクラブに詳しい方は母馬の名前でお気づきかと思いますが、ウインブライトです。

ウインブライトの半姉ウインファビュラスは阪神JF2着ですから、先に記したハクサンムーンなんかと合わせて時を経て再び輝き始めている血統と言えそうですね。

【5代血統表等から一言】
ハーツクライ×サクラバクシンオーの組み合わせからは6月に念願のJGⅢを制したスマートアペックスにListed競争白富士S勝ち馬のインビジブルレイズあたりが代表産駒。
その他にもマッシヴランナー、ハナズリベンジはじめ、5頭が複数勝利。
2頭が中央勝ち上がり。

全19頭デビューで10頭勝ち上がり、8頭が複数勝利、3頭がOPクラス。
なかなかにすごい割合ですよね。

産駒傾向としてはどうしても晩成傾向ですが、長く活躍できる仔も多く、上手く成長曲線になるまでに勝てれば楽しませてくれそうな1頭。

この理由としては、ハーツクライがHyperion多数であることに加え、サクラバクシンオーもHyperion強化の配合であるが故。
もっと言えば、チエリージュのボトムラインにもHyperionが2本。
もちろんサクラバクシンオーにNasrullahもいますし、Princequilloもいて、ここがバクシンナーのスピードの源だと思いますが、原則は一瞬のキレというより長く脚を使う方があっていそうですし、
母馬の成績に囚われることなく
ある程度長い距離を使った方が結果は出そうな感じがしますね。

実際、この組み合わせの代表産駒スマートアペックスは障害ですし、インビジブルレイズも大箱の中距離馬、マッシヴランナー、ハナズリベンジはダートの中距離馬ですから
あながち間違いではないのかな?という印象です。

故に、日本の主要コースには適性があると言えそうですが、血統ゆえに本格化は少し遅め。
5歳時に芝の中距離を走れていたら2,3勝クラスで楽しみですし、スピードに少し欠けるタイプに出るならダート中距離で潰しを効かせるような印象でしょうか。

母馬の年齢などを考えずに血統だけで評価するなら面白い1頭だと思いますし
セリからあまり上乗せしなかった価格設定には、クラブ運営的なところで好感を持ちますね。

はい、本日は以上です。

明日は、イスラボニータを飛ばして私が大好きなルーラーシップ産駒のユイフィーユを見ていきたいと思います。
引き続き、よろしくお願い致します!