おはようございます

どうせすぐに満口にならないので
かなりゆっくりやろうとしている友駿っ仔の募集馬見解

スタートは私が大好きな下河辺牧場さんから募集されたホワイトヴェールの21。
血統とか見ると、よく募集に漕ぎ着けたなぁ…と感心してしまいそうになるお馬さんですね。

それでは、本日もよろしくお願い致します。

ホワイトヴェールの2021
 父シュヴァルグラン
 母父クロフネ
栗東・栗田徹厩舎 1,400万円 2/4生まれ
日高・下河辺牧場
体高149,胸囲161,管囲18.5,体重342 (21.10末)

コメント
【基礎情報】
Halo 4×5×5,Mr.Prospector 4×4で母17時の7番仔で空胎明け。

【兄弟】
やはり2番仔チェスナットコートでしょうね。
名伯楽、矢作芳人先生に見染められ、日経賞2着・天皇賞春5着など、長距離を中心にOPクラスで良い成績を残しましたね。

おそらくその縁を辿って、その下からは全て矢作厩舎入りをするも、エルモドーロの1勝ちが目立つ程度ですが、ダート中距離で2勝目を挙げるのは時間の問題だと思いますから、2つ上の兄ミスターホワイトの成績次第ではかなりお買い得な子になりそうな予感です。

【ファミリーライン】
祖母ネガノについて触れたいと思います。
母ホワイトヴェールも6歳まで無事に33戦走りダート短距離を中心に3勝も挙げた切った馬主孝行なお馬さんでしたが、
代表産駒と言えばやはり重賞3勝馬・ダッシャーゴーゴーですよね。
スプリンターズSで2着入線、JBCスプリント3着など、芝ダート問わず1200mで活躍したお馬さんですね。
活躍期間の長さも特徴的で、2歳から6歳まで1戦級で戦い続けた名馬で、
重賞2,3着も多く、2着5回、3着3回(JBCスプリント含む)。
レーススタイルは先行集団から上がり3F34.0でまとめて押し切るスタイルで安定感抜群というのが特徴と言えそうです。
他にも、ダート1200mを中心に活躍したダッシャーワン、こちらもダート1200m条件で現3勝クラスまで駒を進めたビッグシャークにサンライズネガノ。
フレンチデピュティ系との相性が抜群なのが特徴と言えそうです。(ダッシャーゴーゴーはプリンスリーギフト系ですが、上記に挙げた馬は全てDeputy Minister系。上げなかった中でDeputy Minister系なのはマヤノメメント1頭ですが、地方競馬で3,2,0,1の好成績。)

ホワイトヴェールからはハーツクライ産駒のチェスナットコートが出ている他、
同じくネガノにDeputy Minister系をつけたマヤノメメントからはタイキシャトル産駒のクリーンファンキー(札幌1200mのOPクラスUHB賞勝ち馬)がいたりと、牝系としても非常に優秀と言えそうですね。
(書いてないだけで勝ち上がり率もなかなかですし、ワイルドラッシュをつけたタピルージュからはダノンチャンス、ショウナンカイドウ、ハルサカエの3頭が2勝クラス勝ち馬だったりします。)

【5代血統表等から一言】
シュヴァルグランはハーツクライ後継種牡馬の1頭で、名牝・ハルーワスウィートの子として期待値が高い種牡馬です。
H・ボウマン騎手を背に、レイデオロやキタサンブラックを完封して制したジャパンCは圧巻でしたね。
配合の狙いとしては3/4同血になるチェスナットコートでしょうね。

チェスナットコートを分解すると
父方(ハーツクライ)にHyperionゴリゴリの配合になっていて、所謂ナスペリオンが3本ある形
一方、母方はPrincequilloゴリゴリの配合で、所謂ナスキロが3組できる形。ボトムラインとクロフネの母ブルーアヴェニューがナスペリオンを持っていることからややナスペリオン優勢も
母方が出るか、父方が出るかで大きく適性が変わりそうな印象のある配合構成。

チェスナットコート自身は大箱で長い距離を33秒台の末脚で走り切ることで他馬を薙ぎ倒すイメージのレースが多く、最高成績である日経賞なんかをみると、奇跡が引っ張る流れをガンコが粘り込み、サクラアンプルールと同じ位置から追い込み開始
残り400-200はサクラアンプルールの方が良い末脚を見せるも、ラスト1Fも伸び続け、最後は2着になった、という結果。

という結果から逆算して考えると、チェスナットコートの場合、優勢なのはナスペリオンと捉えるべきであると思いますし、ハーツクライが出ていた、と結論つけることができる気がしますね。

さて、そこで当馬。
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当歳馬なので馬体なんて変わっていきますから
参考程度ですが、

首から前肢にかけてはチェスナットコートっぽさが出ていて狙い通りだったんじゃないかな?と。
一方で、個人的には好みなんですが
お尻周りがチェスナットコートと比べると盛り上がっていて筋肉量が多すぎるかな?といった印象。
ただ、成長したハーツクライもこんな丸みを帯びたお尻をしているので無問題
と捉えたいと思います。

腹袋が大きいのは、今後の成長でなんとでも変わってきますが、チェスナットコートとの違いですね。食が進むのでしょうし、個人的には高評価です。

これらの特徴を見ると、現時点ではチェスナットコートよりは距離は短くなりそうな印象。

繋がやや長めにみえるあたりは芝馬要素が出ている。と考えられますし
牧場としての意図に近しい馬が出てきたと捉えて良いのではないかな?と考えています。

今後の成長の中で
・馬体がどこまで伸びてくるのか
・やや立ち気味な繋ぎがどこまで寝てくるのか
・繋ぎの反発力(=芝向きの瞬発力)がどの程度ありそうか

この辺りを見極めながら
母馬高齢(ただし、空胎明け)である点などを勘案しつつ様子見していきたいな、と考えたりしています。

はい、以上です!

今日はここ数日お休みいただいていた分を踏まえてあと何個かブログをUPする予定ですが、
引き続き、よろしくお願い致します