新年あけましておめでとうございます!!

あっしーです。
31日に書いたものが長すぎたので分割させていただきまして、予約公開とさせていただきました。
たぶんブログ主はまだ寝ていると思います笑


今回も関東馬から2頭記載します。

※なお、ここに記載しているのは基本的に全て素人の個人的な見解でしかありません。
  もし変なこと言ってたらご意見・ご教授いただけたらと思います。 あといろんなご意見いただけるとブログ主が喜びますので、ぜひご意見お願いします笑



それではよろしくお願いします。

3.ケープタウンシチーの2020(1,400万円:28,000円/口)
父モーリス
母父シンボリクリスエス
田中剛厩舎:幌村牧場
馬体重:250Kg 体高138cm 胸囲144cm 管囲17.0cm



コメント
Roberto 5 x 4、Northern Dancer 5 x 5。母15歳時の6番仔。

ザ・友駿というべき血統で、曾祖母のシンデレラギャルの産駒はすべて友駿募集。
そのうち、繁殖牝馬として残ったのが祖母キンバリーシチー。
キンバリーシチーから生まれた3頭の産駒はやはりすべて友駿募集。
キンバリーシチーから生まれた唯一の牝馬が当馬の母・ケープタウンシチーで
ケープタウンシチーの産駒はやはりすべて友駿募集。
最近でいうと、園田で2勝を挙げて中央に戻ってきたロジーナ(父:キズナ)が姉に当たります。

当馬は、父がキズナからモーリスに代わったのが当馬なわけですが、
この血統を語るには私の血統知識とサンプルが少なすぎますので、まずは事実の整理を。

まずは当馬の母、ケープタウンシチーは未勝利戦こそ勝ち上がれなかったものの
3歳秋に1勝クラスを勝ち上がり、結果降級等含めて3勝し、2勝クラスまで勝ち上がるなど
通算で4勝した実力馬です。
そのほかにも、重賞勝ち馬こそいないものの、ケープタウンシチーの半兄・ウィングシチーが5勝
ケープタウンシチーの初仔・ヴァンベールシチーは2勝を挙げるなど、
どの父をつけても中央でもそこそこ通用するのが当血統の魅力といえそうです。

父:モーリスについては、今年が初年度産駒で、血統登録されたのが140頭。
うち、デビューを果たしたのが107頭、勝ち上がりは29頭。
2勝挙げているのはカイザーノヴァとノースブリッジのみで重賞勝ち馬はまだ生まれていません。
かなりの良血繁殖牝馬をつけた結果としてはやや寂しい結果であるものの、

もともと、モーリス自身、さらに言えばモーリスの父・スクリーンヒーローがそうであったように
馬格などは立派であっても体の中身の成長がおいついていないところなんかもあって
やや晩成血統になりやすいということなのだと思います。

その意味で、モーリスは3歳クラシックなどを目標にして馬を早く仕上げるノーザン系よりは
結果的に馬の自然な成長に合わせた育成を行う日高系のほうが育成方針としては合うのでは?
なんて思ったりしている種牡馬ではあります。

父モーリス×母父シンボリクリスエスの組み合わせの観点から考えますと
この組み合わせはまだ2頭しかいないので、本当に参考程度ですが…
ルドヴィクス(ピーチブローフィズ)とベリエドール(母ラルシュドール)で
ルドヴィクスはすでに勝ち上がっています。
血統は少し当馬よりいい気がしますが、ラルシュドールはレクレドールの血筋。
ピーチブローフィズは母系をたどるとベッラレイアなどに行きつく血統で社台・ノーザン系血統。
ラルシュドールは未勝利クラスとは言え、4着、3着と勝ち上がりは時間の問題といえそうです。

その点を考えれば、この馬にとっては血統的な組み合わせの妙はあるといえそうで
ここがこの馬のセールスポイントといえそうな気がしています。

父・モーリス産駒が晩成血統であることに加え、
母方の産駒のデビュー時期や戦績を見ても晩成気味であること。
まずもっていつデビューにこぎつけられるのか。デビューしたとして、勝ち上がれるのか?
というところと、とにかく体が小さいこと。体格は成長でどうにかなるにせよ、
管囲が細いのはどうなんでしょう。このあたりが検討する際の懸念点になるのでしょうね。

総括しますと
メリット:大当たりがなくとも大外れを出しにくい血統であるので勝ち上がれば長く楽しめそう
デメリット:晩成気味の父に晩成気味の母。勝ち上がれる?あと管囲が細くて怪我が心配。。。

といったところでしょうか。
はい、次行きましょう。

4.トゥービーハッピーの2020(1,200万円:24,000円/口)
父アジアエクスプレス
母父Bernardini
伊藤圭三厩舎:グランド牧場
馬体重:307Kg 体高140cm 胸囲154cm 管囲18.0cm


コメント

アウトブリード。母10歳時の2番仔。

母、トゥービーハッピーは、川崎を主戦場としつつ、6歳まで走り続け全39戦で地方で4勝。
その牝系をさかのぼると目につくのが当馬の祖母にあたる母フェスティバルでしょうか。

フェスティバルは2歳時にエーデルワイス賞と北海道2歳優駿を制した名牝。
惜しむらくは、その後、全日本2歳優駿で6着したのを最後に主だった活躍がなかったことですが、
そうは言っても重賞を2勝した馬ですからそのスピードは確かなものがあったのだと思います。

そのフェスティバルの産駒からは、中央での活躍馬こそいませんが
地方で門別を中心に地方で13勝を挙げたハヤブサザムライ(父:サウスヴィグラス)に
今もなお川崎で善戦を続けるテイクユアハート(父:ヨハネスブルグ)がいます。
地方が好きな人にはたまらない血統かもしれないですね。

父・アジアエクスプレスは今後のダート界を支えていくことになるであろう種牡馬で
ヘニーヒューズの後継種牡馬です。
ここまでの産駒の傾向としては、ダート短距離に良績があつまっているようなきがしていまして
1000mから1400mに勝鞍が集まっています。

母父・Bernardiniはアメリカで日本における代表産駒は
OPクラスのオータムリーフSを勝ったサトノプリンシパルや
勝ち鞍こそないものの、GⅢ平安Sで4着したアメリカンウィナーなど。
現役だと先日東京ダ21を勝ち上がったバスカヴィルなんかがいますね。

母父としては、エニフS勝馬のジャスパープリンスなんかがいまして
血統背景が似ている馬はショーショーショー(父:へにーヒューズ)。
ショーショーショーは中央で常に上り最速を記録するも勝ちきれず。
盛岡に行って即2勝挙げているあたり、そのうち中央に戻ってくる可能性もありそうな馬ですよね。

Bernardiniの産駒は、印象として、1400-2100mのダート中距離路線に活躍が集中している印象ですね。

となれば当馬に期待するのも当然、ダート路線。
あとは距離適性として、血統的に父方が出るか母方が出るか。

伊藤厩舎の代表産駒はスマートボーイにプリエミネンス。
ともにマーチS勝馬で、ダート中距離を主戦場にしていた馬。
次いでスズカコーズウェイで芝短距離。
現役だとドーヴァーでキャピタルS勝馬。
この子の将来像を考えると、伊藤圭三厩舎はベストな感じがしますね。

ちなみに伊藤厩舎×友駿の組み合わせはこれまでに3頭のみですが
サイファーシチーにセグレートシチーと2頭勝ち上がり。
すべて近年の成績ですから、友駿にしてはかなり相性の良い厩舎といえそうです。

懸念点は決して体が大きいとは言えない点ですが、前述してきた2頭と比較したらまだ見れる数値ですし、ヘニーヒューズ後継種牡馬のアジアエクスプレス産駒ならば
友駿にしては珍しく()2歳戦から戦うこともできそうで、初心者向けの一頭のような気がしますね。

ここまで書いてきて、気になるのはリスク承知でハーツクライに行くかどうかってところでしょうか。
引き続き記載していくのでよろしくお願いします!!